医局の紹介

病院の現状と将来像

 当院の位置する秋葉区の高齢化率は30%以上と高い値であり、介護との連携のもと高齢者への綿密な医療提供を行っています。また、地域医療の中核としての役割を担っています。

 今後当院では、大学、近隣病院等とも連携し急性期医療を推進すると同時に、高齢者医療を担うに相応しい地盤を固めていきたいと考えています。そのために、当院が中心となり医療、介護、福祉の連携のため「地域連携運営委員会」を立ち上げ、これまでに多くの実績を積んでいます。また、新潟大学や新潟薬科大学、新潟医療福祉大学などとの密接な関係の下、医療教育機関や研究機関としての機能も担っています。また、近い将来に計画中の新病院建設に向け、新たな病院機能の追求とそこに働く多職種職員の働き方改革を企図し実践中です。

 現在、医局は内科 常勤医6名、外科 常勤医2名、整形外科 常勤医2名の体制をとっていますが、医師の働き方改革のA水準を既に達成し、日々余裕ある勤務を行っています。また、既に宿日直許可の認可を取得し日当直体制も適切に組まれています。

 当院エリアでは、内科、総合診療科、整形外科領域に対応可能な医療機関が少ないこと、また地域の高齢化率を考慮すると、これらの領域における対応力を高めることが極めて重要であると認識されます。当院のこれまでの実績を活かし、地域になくてはならない医療機関としての地位を確立し、全人的医療の提供を行っていきたいと考えています。

医師の勤務詳細

 当院の外来診療体制は、こちらの通りです。午前の外来は概ね昼までには終了し、午後は病棟回診、検査処置等とメリハリのある勤務を行うことが可能です。
 当直は各科の常勤医師に加え、主として新潟大学からの応援医師で対応しています。基本的に、当院かかりつけ或いは協力施設の患者様を中心とした時間外診療や入院患者の急変等に対応しています。従って、当直医以外の夜間の呼び出し等はほとんど無く、主治医でなければならない限定した状況にのみ対応している状態です。これに加え、上述のように宿日直許可の取得により無理のない当直勤務環境が図られています。結果として、当直は月に2、3回の頻度であり、ローテーションにより実施しています。

内科

 現在外来は、平日3~4診体制で行っています。常勤医により総合診療科、消化器内科、血液内科の診療が行われていますが、非常勤外来担当医により循環器内科、呼吸器内科、腎・膠原病内科、脳神経内科、糖尿病内科などの専門科が用意され専門性をカバーしています。
 また常設科目に加え、皮膚科、眼科、精神科とともに、様々な患者様に対応できるよう専門性を生かした診療を行っています。

外科

 胃癌、大腸癌、膵胆道癌、胆石症などの消化器疾患を中心に、鼠径ヘルニア、肛門疾患および乳腺疾患などの外科的診療を行っています。
 患者さん一人ひとりにあった治療を提供していきたいと考えています。

整形外科

 高齢者を対象とした整形外科疾患が増加傾向にあります。
 近隣に整形外科診療に対応可能な医療機関が限られていることから、当科は高齢者の転倒による骨折手術を数多く行っております。今後も他医療機関と連携しながら、様々な整形外科疾患に対応していきたいと思います。 

 当院では積極的なチーム医療を推進してきました。これまでの実績を活かし、さらに活動を展開し患者様の治療やサポートを行っていきたいと考えます。
 今後も、「患者中心の医療を目指し、地域の皆さんに貢献します」とする基本理念の下、地域に求められる医療を提供することに最善を尽くしていきたいと思います。 

病院と法人の将来像

○規模:174床+介護医療院 人生の終末期にも対応可能な体制の構築
○急性期医療の充実:内科、外科(特に消化器疾患)、整形外科への注力
○急性期、回復期、療養期へのスムーズな連携:院内・周辺施設との連携
○地域医療と介護の連携における中心的役割を果たす
○病院施設、設備の充実:新病院建設に向けた活動の展開

研修施設認定

・日本医療機能評価機構認定病院:認定第JC1476-3号 審査体制区分2(ver. 1.1)
・NST稼動施設認定病院:認定番号00720015
・日本外科学会専門医制度関連施設:指定番号 第150046
・日本がん治療認定医機構認定研修施設:第20070

外来患者数及び手術数(症例)、救急受け入れ状況
【2022年実績】

外来患者数(一日平均)198.3人
平均オペ数(年平均)169例(外科・整形外科)
救急車受入数358件

当院が求める医師

  • 地域医療・介護に関心があり高齢者の医療福祉に関わりたい方
  • 高齢者に継続的に向き合い、人生最終段階・終末期に積極的に関わりたい方
  • 高齢者医療・医学に関心がある方
  • 急性期医療として消化器病を中心に地域に貢献したい方
  • 整形外科疾患の診療を通じて地域に貢献したい方